救援摂理史の主流責任

 

 この御言は、一九九三年六月四日、アラスカにおいてお父様が、日本の教会幹部に日本語で語られた内容です。


 堕落した人間が救われていく道
 救援摂理史の主流責任について、いつも考えなければなりません。堕落した人間が救われていくべき道があります。個人から家庭、氏族と八段階の道です。その主流の第一は長子権、第二は父母権、第三は王権、第四は皇族権です。このことをいつも考えなければなりません。
 宗教は全て否定の道を行くようになっています。人類を救う道は元に帰る道であり、それが宗教です。カイン・アベルが完全に一つになって、ここに長子権が復帰されるのです。長子権が復帰されるには母が必要です。神様を中心としてこれが一つになって、父です。エバ、アダムそれから神様、これが復帰です。原則に従っていけば天国に入るはずであったのに、反対になってしまったので、逆に皆復帰していかなくてはならないのです。この基準が長子権です。いくらカインとアベルが一つになったとしても母がいなければなりません。エバを中心としてカイン・アベルが堕落してしまったので、復帰も母が必要です。第二次世界大戦がそうなっています。日本と連合国家、サタン側と神側、蕩減しながら反対に切替えさなければなりません。これが再臨主、真の父と一つになることによって父母権です。父と神様が一つになることによって王権です。長子権・父母権・王権です。神様を中心としているから、本来の王権です。
 この道を、みんな何時も記憶しておかなければなりません。個人の生活やあらゆる方面において、堕落世界はこの条件の過程を通過しながら越えて行くのです。
 あなたたち日本人の一人に信仰の基準が立ったとするならば、その前に日本全体がカインとなり、更に世界がカインの立場です。それが個人、家庭、氏族と八段階における長子権復帰の過程です。アダム家庭でカイン・アベルが逆になり、イエス様を中心として解決すべきであったカイン・アベル問題をイエス様は解決できませんでした。それゆえ、カイン・アベルを統一して、母親を中心に一つになって再臨主を迎えなければなりません。いくらその父母が一つになっても、神様が入って来なければならないのです。ここまでが長子権、父母権で、これからが王権です。
 この道は救援摂理史の主流責任で、誰でも行かなければならないのです。これを越えて、元の世界、本来の系統だった王権を中心とする皇族圏で生活するようになるのです。真の父母を中心としての王権です。
 王権をプラスとして、家庭をマイナスとして一つとなる、それが皇族権です。創造世界はそのようになっています。歴史はこのような発展の復帰路程、いつもこの公式を通過するのです。いくら摂理が難しいといっても、永遠を中心としてこの過程を通過しなければ、本来の霊界に入ることはできないのです。救援摂理史の主流責任、この責任はみんなの責任です。このことを今まで誰も知りませんでした。しかし、先生によって初めて明らかにされました。摂理史を誰も知らなかったのです。


 サタンが家庭を破壊させようとする
 あらゆる宗教では、「先の者は後になり、後の者は先になる」と説き、逆説になっています。否定しなければなりません。すべて否定です。カイン・アベルからカインを否定しなければなりません。アベル自体も否定されます。父母も、この世の父母を中心として否定しなければなりません。サタンを中心として逆になっているものを、すべて否定しながら上がって行くのです。その基準は、結局は家庭が中心です。家庭で勝敗を決めなければなりません。サタンはそれを知っているので、終末の時代には、家庭が全面的に堕落していくのです。
 神様は、堕落圏を収拾するためのメシヤの基台を、家庭を中心として作ろうとされるので、サタンは必ず、家庭を崩壊させようとするのです。三大王権というのは、祖父母、父母、子供ですが、それをみんな追い出してしまおうとするのです。子供もいらない、これが現代のアメリカのしている罪です。末恐ろしくなります。家庭崩壊です。家庭が崩壊すれば、神様の国が崩れるのです。
 神様はその反対に家庭を収拾しなければならないのです。今、その最後の局面に立っています。だから、あなたたちの家庭が、世界全体を代表してサタンの崩壊現象をなしているアメリカで、それを乗り越え、収拾するかどうかが問題です。世界の全ての家庭とぶつかっても、あなたたちの家庭が何の影響も受けない場合には、理想的な家庭勝利圏が生まれるのです。家庭が全面的に一体となった場合には国家が動きます。サタンはよく知っています。その最後の日の標的を目標として、全ての環境を作ったのが今のアメリカです。はっきり原理を知って、我々はこの過程を通過しなければなりません。
 長子権、それから父母権、それから王権、それから皇族権、これで全てです。王権を中心として全人類を皇族圏にするのです。皇族権において何を皇族化するのでしょうか。王権を作ったとしても、これは主流であって、堕落した環境そのもの、カイン圏をいかに収拾するかが問題です。皇族権としてこれを教えるのです。これがプラス、マイナスとなると神様がみんな入って来ます。これが一つになり大きくなって、もともとは堕落しなかった家庭においての皇族権をなしえた条件として天国に入るのです。それが公式であり、総まとめです。
 今までの歴史はここへ入って来ました。長子権の問題が非常な問題になっています。今はこれがはっきり分かる、嫌でも行かなければならないということがはっきり分かります。日本なら日本にいるあなたたちは、いずれ日本という国を、カイン圏の国を凌駕して行かなければならないのです。それを日本で勝利したとするならば、次に日本は、世界というカイン圏を乗り越えて行かなければなりません。世界で勝利した場合には、天宙というカイン圏をいかに克服するか、霊界の地獄までそれを通過して、初めて神様に帰ることができるのです。
 これは、総まとめの主流の責任として、骨子になっているのです。分かりましたか。永遠を中心とした、茫然としている公式的な過程を通過して、あなたたちも国に帰ってみた場合に、アダム家庭を中心として完成するのであって、霊界に行って完成するものではありません。


 第一次的な問題は投入して忘れること
 先生の責任としては、キリスト教と統一教会の関係において長子権を復帰することです。それが父母を中心として、だんだんに家庭問題を問題視するのです。それから家庭を中心として国という王権です。国がいくらあっても、王権があっても、皇族権がなければなりません。それは、世界と万民の前に、一つの主流を中心とした、王権を中心としての本家の伝統なのです。皇族権というのは、本家と相対的な家族を連結することであり、それによって、全てが一つになってくるのです。
 なぜこのような公式的な道を行かなければならないかというと、創造がそのようになっているからです。救援摂理は復帰摂理、復帰摂理は再創造摂理、再創造の公式的な過程は何かというと、環境には環境を使って、必ずプラス・マイナスがあるのです。プラス・マイナスが神様と一つになる、それは何によってですか。真の愛によってです。カイン・アベルの問題です。真の愛でなければ行く道がありません。投入して忘れる、投入して忘れる。このような思想的根底的な内容を越えないとサタンの分別はできません。それは第二次的問題になります。第一次的な問題は投入して忘れることです。
 基本的な思想を中心としてぶつかっていくのです。個人から繋がっています。あなたたちの体を中心としてカイン・アベルです。そこから始まります。みんなそうなっています。この共同的なカイン・アベルを復帰しなければなりません。心がアベルの立場に、体はカインの立場に立っているのに、いつも体が心を打っているのです。これを一つにさせないというと、親子において原理的母になることができません。これが一つにならないというと、親子の上がっていく道がないのです。だから父母は、神様の愛、本来の愛に一体となったそういう子供を願うのです。そうなれば、お母さんと一つになります。お母さんと一つになった場合にはお父さんと一つになります。
 子供に問題があった場合には、その父母に頼ればいいのに、先ず兄弟が協力します。何かお父さんに願うのであれば、兄弟が一つになってお母さんを誘って、そしてお父さんを誘って、神様を誘って、それが復帰の路程なのです。
 そのような観点でもって、あなたたちの生活環境が収拾されていきます。いつでもこれを忘れてはいけません。家庭に入って、家庭全体を中心として見た場合には、自分と家庭はカイン・アベルの問題に掛かっているのです。いかに家庭全体を復帰するか。反対したからといってどうするのですか。強制的に私がするわけにはいきません。三代、お祖父さんから父母から兄弟すべてを援助して、実地に実践して屈伏させて越える道を行かなければなりません。このような問題になっています。
 一軒の家庭ばかりでなく、氏族全体が反対し、サタン圏の主流的反対にあうのです。これを復帰するには、氏族復帰を各人がしなければなりません。それは、霊界がどのような反対をするのか、この内容を知らなかった場合は抜け出る道はありません。だから、あなたたちが、今復帰完成時代において、いつも考えるべきことは、長子権を復帰したかということです。あなたたち、日本の責任者はアベル圏ですか。今までの日本の観点と違うのは、アベルが言った場合には絶対服従する、そうはいきません。絶対服従するカインの立場を通過しなければなりません。その先頭に立って、主人を失い、父母を失い、先生を失った神様の三大主体権に立った、その主体権の責任を身に付けることなのです。
 アベルを中心として、アベル自体は親の代わり、主人の代わり、先生の代わりをします。今まで日本の指導者は間違っていました。アベルが言ったら絶対服従するのですか。絶対服従する内容は誰が提供するのですか。カインが提供するのではありません。そこに座って命令するようなアベルではいけません。血を流して万民のために犠牲になる道です。通過した後に、あのアベルの後をついて行くことによって、私は故郷に帰るのです。故郷でお母さんに会えるし、お父さんに会えるし、神様に会えるのです。父母がいる所は地上天国です。神様と父母を伴う永遠の本郷の地なのです。はっきりしています。
 長子権のカイン・アベル圏は個人復帰です。体と心も、カイン・アベル長子権です。真の愛がなくてはなりません。投入して忘れるような基準がなければ、越える道は絶対ありません。自分の力を中心に男と女が勝手に家庭を作れば、これは完全に崩壊します。主体になった場合には、アベルの立場でもってそれを教えて示してあげるのです。これは同じ公式です。長子権は永遠に残ります。方便として通過できません。分かりましたか。堕落した人間は、救援摂理史の主流責任を逃れることができません。救援摂理史の主流責任という神様のこの公式路程を辿って、反対の方に遡っていくのです。
 だから、長子権復帰、神様となんと遠いことでしょうか。長子権復帰するには、父母権と王権と皇族権を出し入れするのです。全てカイン・アベルです。万民共々に、その王権の主流圏に一体化させ、その主流全体を天国に連れて行くのが、神様の救援摂理史の主流思想なのです。それは単なる観念ではありません。
 そこが、永遠のアベル圏です。地上でこれを解決するのです。永遠の世界に行ってからだと何千万年かかることでしょうか。地上で解決すべき切迫した立場にあるのです。分かりましたか。地上で解決すべきであって、霊界に行って解決するのではありません。地上でみんな偽りになってしまったのです。カイン・アベルが反対になり、父母もサタンを中心とするようになってしまいました。だからこのような基準にならないと、サタンはどこかに潜り込んでいます。逆に上がるのだから蕩減の道です。絶対蕩減の道を通過しない者は上がる道がありません。日本で任命されて責任者になった場合には、「命令する」、そうはいきません。伝統がありません。


 愛と犠牲と奉仕により、初めて環境に認められる
 神様は、お父様とお母様を中心として長子権復帰です。カインを中心として男・女です。本人の上から下まで、何の差し障りなしに通過すべき立場を経なければ、神様は地上・天上を往来できません。何かで塞がるのです。これは絶対無視できない公式過程と主流責任です。いずれ越えなければならないのです。これを分かった以上は、誰が責任か命令する必要がありません。神様と先生と共に、生涯かけてなしてきたのです。それが分かったとしても、分かったというその内容を通過することはできません。実施しなければなりません。
 こう見た場合には、全世界をカイン圏として、アベル圏が追い掛けて行くのです。そうしないと蕩減の道は生まれて来ません。迫害の先端に立たなければ、自分の故郷に帰る道はありません。それを平定して、乗り越えて行くことによって、八段階を通過するのです。越えて行くことによって本来の故郷に帰る道があります。今までの堕落世界においては、宗教を通して行く道は、自分の故郷に帰るのではなくて、夫や妻や国を後にして、自分の父母や子供たちを後にして、外に出なければなりませんでした。公式的路程はみんなサタン圏です。
 通過して、勝利して帰って、これが八段階です。歴史のこのようなサタン圏において、八段階の城壁を越えて、命を懸けてすべて倒してしまいました。そういうことを考えてみた場合に、第二次大戦後のこの歴史的時代というのは恐ろしい時代です。創世以来、誰も知らなかったけれども、このような終結点を中心として歴史的過程を通過する立場に立っていたのが、唯、神様と先生だけだったのです。しかし、もう通過してしまいました。
 あなたたちには、まだ天法は立っていません。地獄の基準の八段階を越えていく、これが公式です。再臨の主の時代のこの問題を、地上において越えて行かなければならないのです。長子権復帰したのでアベルと言えるのです。それまでは、家庭を前にして自分を主張することはできませんでした。だから、命令することもできなかったのです。
 下から、みんなに愛でもって犠牲になり、奉仕して、そうして初めて環境が「君は私より高い」と認めてくれます。このような背景をもって通過しなければならないために、摂理路程はこんなに長引いてしまいました。最後には、一日の生活圏内にこれをまとめて統一するのです。アダムの堕落というのは一日の生活圏内です。だから、瞬間に世界をひっくり返すことができます。家庭を中心として自分を貴重に思うのは、自分を確立して天宙があるからです。個人の解放、世界の解放、天宙解放は、自分の家庭を中心としてなされるのです。一番恐ろしいのは自分の家庭です。
 このことが分かれば、大学に来た場合に、大学全体がカイン圏、会社に行っても全体がカイン圏、立つ所すべてがカイン圏であって自由行為ができません。行動や活動、運動というものは、授受作用によって相対圏を統一することです。授受作用ができないから孤独の道になるのです。どこに行っても、宗教圏おいて統一教会は、全宗教に対してアベル宗教です。宗教圏の中心として、いくら難しいといっても、神様を中心として先生はそれをなしています。「世界平和宗教連合」とか、「世界平和連合」など、なぜそのようなことをするのでしょうか。
 そういう条件を作って教育して、川があっても橋を作ったのです。橋を作れば、それは全祝福家庭が乗り越えて行かなければなりません。誰がそれを作るか、誰も作ってくれません。自分が作らなければなりません。自分が再創造するのです。このような重要な自分の責任問題があります。この内容でもってみんな抜け出るのが、長子権復帰です。父母を中心として父母権、このことで再臨主は今まで戦ってきたのです。


 家庭を中心とした統一祖国
 子女を生み出すには母親が必要です。だから、聖霊という母を送ってくれました。母を中心として、子供も共でなければ父を迎えることができません。聖霊は、再臨の主を中心として女の神様であり、お母様です。再臨の主を迎えるのは、霊肉共の個人完成をなすためです。霊肉完成なしには神様を解放できません。神様は霊肉完成はできません。堕落により霊肉分離したのです。
 神様が帰って来て初めて霊肉統一するのです。だから、神様抜きにはこういうことはできません。救世主をお父さん、真の聖霊をお母さん、これは皆霊的に準備されています。これを中心として、家庭において聖霊と一つになるのです。そうして一つになった場合には、家庭基準において、それはお母さんとお父さんと繋げるのです。家庭が一つに繋がっても、それだけでは何にもなりません。それは氏族的家庭、民族的家庭というように、世界、天宙を全て越えて家庭基盤理想が関わることによって意味があるのです。その核心としての家庭中心だから、自分の家庭が、本来アダム世界においては、王様の家庭として立つべき立場なのです。
 個人家庭、氏族家庭、民族家庭、国家家庭、世界家庭、天宙家庭は、再臨主の王権と相対的に繋がります。それが皇族権です。ですから、今年の標題は何かというと、新しい家庭と何ですか。(「統一祖国です。」)統一祖国とは何でしょうか。新しい家庭を中心としてのものです。
 自分の家庭はそもそも個人の家庭です。アダムの家庭が個人家庭であって、それが氏族を中心とする家庭、民族的家庭、国家的家庭、国を代表した王様の家庭となるのです。このアダム家庭が再臨の主の家庭で、全天宙すべての中心の家庭になり、モデルになります。それは、そもそもアダム家庭から始まるべきであったのです。
 それができなくて、歴史はこのように長引いてしまいました。家庭基盤をずっと辿って来て、世界基盤において再臨主が来て、家庭基準に下ろすのです。天宙中心の再臨主の家庭、国家中心の家庭、氏族中心の家庭、家庭としての家庭、横的な立場においてこれらをなした場合には、どこに通じるでしょうか。この見地において、真の父母の新しい家庭と統一祖国です。統一祖国とは家庭を中心としています。これは天宙的な祖国になり、国家的な祖国、民族的な祖国になります。その中心は氏族的な家庭、家庭メシヤ、家庭真の父母です。
 横的にこれを設定するのです。先生の家庭を中心として、天宙から逆に、国を越えて、民族を越えて、氏族を越えて家庭に入るのです。結局、家庭的メシヤ・家庭的真の父母です。それがアダムの家庭です。家庭的メシヤ・真の父母から、それがだんだん拡大することによってアダム家庭が中心になるのです。氏族的メシヤ・真の父母権、民族真の父母権です。
 永遠の世界においては、アダム家庭が天の神様の位置に立っています。個人家庭、氏族家庭、民族家庭、そもそもそれは完成されたアダムの家庭の通過するべき道でありました。歴史的に戦ってきたのも、平面的にサタンから防備するためで、それには、家庭的理想圏を繋げないといけないのです。これはサタンと関係ありません。
 だから自分が横的に立って、真の父母と関係をもって祝福された場合には、天宙まで横的に繋ぐようになります。再臨のメシヤ家庭が東に向いた場合には、自分たちは西の方で相対的な立場に立たなければなりません。再臨のメシヤが東に向いたから、自分も東を向く必要はありません。いつでも相対できるようにするのです。分かりましたか。
 ですから、統一教会から見れば、全世界が先生のいる所を中心として、家庭全体がそれを標準として繋がらなければならないのです。全部の家庭が歩調を合わせて一つとなります。こういう観点から見た場合には、現在のあなたたちの生活は天国ですか、地獄ですか。(「地獄です。」)原則から逃れて来るのではなくて、永遠の管理が必要です。
 天宙全てが完全に神様のものです。父母のいかなるものも、王様のいかなるものも捧げるものなのです。統一教会の全てのものはあなたたちに行きます。わたしの物、それは天宙を中心として私たちの物です。だから最高の道をいかに早く行かせるか、強制的にでも行かなければなりません。日本人の今までのアベル観と、いかに違うことでしょうか。
 自分を主張する者であったら、お母様を越えることはできません。お母様の前に、賢い人は絶対的に慕っていきます。この道が残っています。神様の前ではカインが重要です。蕩減原則の道はまるっきり立っていません。このままでは日本の将来が非常に問題になります。
 子供を生んで育てなければならない父母の立場、それが兄さんの立場です。それを知らないで、弟・妹からそれを搾取するとか、そういうことはできません。そういう関係を正さないと日本の将来はありません。すべてを失ってしまいます。いくらあなたたちが王宮に行っても、神様に帰らなければ、サタンが堂々と笑いながら、あなたたちを奪うのです。それを覚悟しなければなりません。


 家庭を中心として天国に入る
 統一教会で、最後に一番問題になるのは男女問題です。男女問題に引っ掛かるのです。統一教会の責任者がそうなったら、死刑どころではありません。鷲の餌になります。それをいい加減に、自分の考え通りにはできません。この問題に引っ掛かったら、神様といかに一つになろうとしても分裂します。あなたたちがいくら先生に誠実に侍ってきたとしても、「永遠に忘れません」と言っても、その基準に引っ掛かった場合には、永遠に狂ってしまいます。エデンの園でアダムとエバを追い出してしまったように、永遠の地獄に落ちてしまいます。神様は救う手がありません。自分が蕩減復帰しなければならないのです。
 復帰するには、ただではできません。蕩減の業が必要です。この観念を絶対に忘れてはいけません。蕩減が大きければ大きいほど、自分の復帰の道が早くなります。先生は全世界に向かって、「早く全体で打ってこい8 三回以上打て8」という観念をもって対しました。そういう基準から見た場合に、あなたたちの現状がいかなる立場かはっきり分かるでしょう。カイン・アベル圏を越えていますか、越えていませんか。
 これは公式なのです。救援摂理史の主流とは自分の責任です。神様の責任であり、それは父の責任であり、母の責任であり、カインの責任であり、アベルの責任であり、全体の責任です。それは共同して一つにならないといけません。そして、家庭に帰るのです。カイン・アベル問題は兄弟です。お母さんと父と神です。家庭圏を越えないと道がありません。
 祝福家庭とは何でしょうか。世の中の家庭をカイン圏として、アベル圏に立つのです。そうであれば、祝福家庭はアベル家庭として、世界に向けて影響を与えて、祝福家庭に従うようにしなければなりません。あなたたちはそういうことを考えてみたことがないのです。祝福を受けた場合、そこから初めて基台が立つのです。それを自覚しないと自分自身が占領されているから帰ることができません。家庭というカイン圏を解放して、夫婦共々に徹底させないとできません。それは天宙的な鉄の扉だからです。
 今から、自分の一族に、自分の国に、家庭を中心として影響を与えないと、サタンは、一族、家庭を中心として、国を中心として破壊攻勢をしてくるのです。現在、世界の一番の問題は家庭問題と国問題です。それは直ちにいきます。歴史は茫然としているようで、はっきりしています。自分の家庭は、この日本の全ての家庭を収拾し教えて、自分に従うようにして環境を収拾しなければなりません。その側近の者が氏族的メシヤなのです。家庭がみんなばらばらになって、氏族自体も定着していません。氏族的メシヤを中心として、早く祝福を受けるようにしないと、家庭的解放は絶対にできません。結婚をできなかったために、その待合室になっているのがパラダイスです。結婚をして、世界的な勝利基盤の上に立った家庭を中心として天国に入るようになるのです。サタン圏の氏族とか、国家とか世界は天国に入れません。霊界の地獄を消化した後に天国に入るのです。分かりましたか。
 復帰路程の長子権復帰、父母権復帰、王権復帰、これは話だけではありません。即時にあなたたちが直面します。長子権復帰しましたか。統一教会を中心として供え物です。父母権というものは家庭の問題です。サタンは拉致事件とか、ディプログラミングなど、兄さんの立場でもって、勝手に悪の力を引っ張り、その力を使ったのです。自分の家庭を中心として、死力を尽くしてサタンを解放しないと、それは主流全体が足を踏み入れることができません。そのために家族がいかに一体となるか。絶対に一体とならなければなりません。
 国の端にあっても、その家庭とその場所に一つになることによって、家庭自体を早く越え、黒人と日本人と国際結婚しながら、黒人の社会を越えて、それは一つとならなければなりません。家庭救済の最短の主流責任は、国際結婚した主流として、人種を越えた結婚観において、この世と異なった立場で影響することができるかどうかということです。それは横的に繋ぐ道です。
 将来は閣僚の子女や、王女・王子が国際結婚を願うようになるでしょう。アメリカにおいて、統一教会の結婚観に最高の者が関心を持ち、願うようになっています。アダム・エバが堕落して、サタンがすぐ立ちました。それで主流観がめちゃくちゃになりました。標準を示すべき家庭なのに、あのようになってしまったのです。世界で最後に残った標準がムーニーです。分かりましたか。今はみんな感動しています。
 このように自由世界がめちゃくちゃになっています。だから、サタン世界に厳然として、氏族関係で、サタンと授受できないような関係を作っているのです。これは簡単な話ではありません。
 長子権復帰、父母権復帰、王権復帰、皇族権復帰、それは先生から聞いた話であって、あなたたちと何の関係があるのですか。関係ありますか、ありませんか。先生はなしています。なさないと、それは教えることができません。アダム完成をなさないで、それを分かった振りをすることができますか。できません。これは絶対的なものです。
 だから、悪辣な、反対するサタンの所に行きなさい。涙ぐみながら彼等を愛して、横的な実体経験基盤を作り、いかに収拾するか。これは、毎日の生活の課題として天は要求するのです。重要な問題です。救援摂理史の主流責任、これを解決しなければ、結婚も国もいかなる成功も、全てが台無しになってしまいます。
 これをはっきり知って、自分が本来どういう道を行くか、二人で相談した場合には自分自体に嘘をつけません。コンピューターに入れれば、押せばその通りに出て来ます。摂理の背後が押せばみんな見えるのです。
 ここまで越えて行って、勝利して元の家庭に帰るのです。先生だってそうです。先生を中心として長子権復帰、父母権復帰、王権復帰、皇族権復帰です。霊界に行っても、どこに行っても、自分の責任は蕩減復帰によって無難に通過する、天の国に入って行っても、天の国の法律を無難に通過する、天の国の宮中法律を通過する、その内容の骨子になるのが主流責任です。これを考え、このような道を遡るのは大変です。神様は、堕落した後の後孫を知った時、いかに痛哭したことでしょうか。今まで、すべてを投入して、再創造路程を歩んで来た主人がいたということを知らなければなりません。その前には何の弁明もありません。
 自分のために自分一人祝福されたのですか。統一教会を守って来たのは自分のため、宗教観を持つのは自分のためですか。東西南北全てを収拾して中心点に入って行くには、サタン的な要件を皆消化して来るのだという決意がなければなりません。蕩減復帰です。分かりましたか。蕩減です。
 だから、あなたたちは早く家族を収拾して、三か国以上に世界宣教師を早く送って、血を流し、汗を流さなければなりません。そうなっていますか。先生ははっきり教えます。真の父母としての天国の伝統の家庭として、それを果たして行かなければなりません。天国の国民として果たして行かなければなりません。それは伝統的な主流責任なのです。あなたたちは消えて行くかもしれませんが、この原則は消えていきません。不平を言えますか。先生は生涯不平を言ったことがありません。不平を言ってはいけません。
 救援摂理史の主流責任、それは大変です。あなたたちは第二次大戦後の神様の摂理観を知っています。それは、連合国の勝利によって、キリスト教国六か国を中心として世界を統一することです。日本もドイツもソビエトも何もできません。先生を中心とした場合には、きれいに収拾できます。家庭を中心として国家編成して一つになるのです。すべて相談して、相対的になした場合には、サタンは干渉することができません。


 模範を示さなければならない
 先祖の道は後孫にとって恐ろしい道です。すべてアベルのせいです。日本の責任者たち、イエス様の先頭に立った兄さんの使命を行っていますか。アベル圏だから兄さんでしょう。上の幹部たちが下の弟たちを犠牲にするのですか。それは反対です。あなたたち考えてみなさい。今まで勝手なことをやって来ました。日本から、エバ国からこれを訂正しなければなりません。そうしないと将来大変なことになります。
 日本で統一教会から離れた者が、サタンの戦略で入って来て、サタンも統一教会に入れさせて、引っ張って反対の基準を作るのです。これは怨讐の怨讐です。そうなれば、一家族、一族全体まで、後孫まで引っ掛かります。恐ろしいことです。売国者の後孫は、国、歴史が批判するのです。自分の先祖が引っ掛かり、自分の後孫が引っ掛かります。霊界に行ってみなさい。
 統一教会に入って、三十年以上たった者、手を挙げてみなさい。恐ろしい立場です。兄さんの兄さん、父親の立場に立って、お祖父さんの立場に立って、その一家を治めるような伝統を示して、模範を示さなければならないのに、何ですか。こういう救済の道を辿ってここまで付いて来たのに、何ですか。
 摂理観によって、神様の未来の摂理の勝利圏を求めて来て、自分の統治統制時代を迎え、統治は自分の目で感じる基盤になっているが、自分の功労のためにやっているのではありません。天の功労の歴史の全ての犠牲の代わりに、それを正して感謝しなければならないのに、不平とは何ですか。そういう意味で先生は徹底しています。その伝統を受け継がなければなりません。
 救援摂理史の主流責任、主流責任です。主流思想は関係ありません。相対的でなく主体的です。やらなければなりません。主流責任でもって相対圏を創造しなければなりません。それは、神様の創造と同じです。血を流し、涙を流し、貧乏な生活の中で、親は子供を抱えて、夜昼休むことがないのです。周辺の神様の摂理を見た場合には、心身の痛みを隠すことができません。それが、この世の父母の立場、兄さん、姉さんの立場であると考えて、天的配慮の立場で見守って、今から百パーセントそうなるべきなのに何ですか。
 国際結婚した家庭を、あなたたちは訪問したことがありますか。どのようにして天国をつくりますか。自分たちだけ便利な環境にいながら、日本に来ている外国の家庭がいかに不便かを知っていますか。二重三重の十字架を背負っているのです。それは将来、日本の祝福家庭全体が、日本で勝手に結婚をした者が、みんな恐れ尊敬するようになります。
 自分を中心として今までやって来たことは、すべて先生は認めません。自分を中心としては希望がない、いくらもがいても発展する道がありません。この点から見て、自分の財産は自分の物ではありません、それは神様に献納しなければなりません。アダム・エバが、カイン・アベルを中心として、神様の愛を始めとして全体を泥棒したのです。それゆえ、真の愛を中心として、サタン的愛以上の基準を先立てて全てを捧げなければなりません。
 それが原理なのに、統一教会の祝福家庭がいい家を持ちながら、今まで祝福を受けていない人たちに命令して、自分の家を残して食口たちの家を売るようなことがあったら、先生は放っておきません。祝福家庭がやるべきです。それは間違っていないので、神様も先生の方向に行くのです。先生の方向に、神様の見る方向にそれを正さなければなりません。


 我々の宿命的責任
 私の長子権復帰をなしましたか。先生は全世界に父母権を発表したのです。七年前に、世界的に反対した者が、「レバレンド・ムーンは地下に消えて行け」と、勝手なことを言って牢に引き入れました。しかし、七年後には反対に、真の父母と成約時代を宣布しました。自分で自分を打つようになるのであって、先生を打つことはできません。打たれた場合には先祖が蕩減する、そういう基準なので、そのように押し出されるのです。
 きょうお母様は、シカゴでの講演会を無事に通過しました。先生は十二回で、もうそれ以外に講演会をしなくてもよいのです。イエス様を中心として、十二弟子を中心として、相対圏を祝福したことと同じです。カイン・アベル、お母さんとお父さんが、アメリカを中心として行ったり来たりする、だから真の親として発表しました。発表する以上は、その背後の責任分担を伴うのです。お母様も責任分担をなしているのです。
 第二次大戦後に、七か国の勝利圏を失ってしまいました。エバ国が、新婦圏を再び収拾して探り合っているのです。そういうことがなければ、このような大会を宣布できません。でたらめに、思うがままになしていることではありません。きちんと計画があり、それを目的に全ての活動をするのです。あなたたちも同じで、これを目的に活動するのです。いかに辛いことがあっても、その日を見て死ななければなりません。その日を見ずしては死んではいけません。いかにして生き残るか。その日を迎えるためには、自分の子供を先に立たせることはできません。自分の妻を先に立たせて、先にするのです。分かりましたか。
 神様が再創造の道を担当したのと同じように、投入して忘れる、涙を流して忘れていくのです。個人のために涙を流し、家庭のために涙を流し、ますます大きい痛みを耐えながら深い穴を掘りつつ、埋まっている神様を引き出さなければなりません。堕落というこんなに大変なことをなした、それを正した基準の条件を立てる祝福家庭とは、いかに貴いものでしょうか。ここで堕落する者は恐ろしいことです。そのうち先生はきれいに整理します。「原理原則を正せ」と言った場合にとんでもないことになります。堕落した家庭の、その後に生まれた者をどうするか。エデンの園の堕落以降に、アダム・エバを追い出した神様の心情というものは変わっていません。恐ろしいことです。フリーセックスやホモ主義者を考えてみなさい。動物でも、そんなことはしません。みんな地獄に落ちてしまいます。
 愛の価値も何も知らない者よ8 愛を信じて行きなさい。破壊力を増します。この現状を先生はいっぺんに収拾して、南北統一して、周辺の三天使長が先生の話を聞くようになるでしょう。そのような責任を果たせない時ではありません。もう既に子孫が交差結婚しています。世界的に決戦の勝利基盤に立つのが交差結婚です。
 日本の国は、宝石で着飾って、裸になって寝ている女性のようなものです。三人の天使長がみんな日本を狙っています。それを先生は守るのです。サタンが、日本の地に先生の手も足も入れさせません。見てみなさい。政府がだんだんと腐敗していきます。そういう人の家庭がみんな崩壊していくでしょう。
 男が腹を持って堂々とやった場合には、倒れたら天運が救うのです。最後になってじりじり自分が反省する時は、めちゃくちゃになります。はっきりしています。これは、あなたたちがいずれ通過しなければならない宿題です。あなたたちの家庭、日本民族、日本の統一教会は共同作戦しています。
 この道をいかに乗り越えていくか。それはエバ国家の使命です。周辺の天使長が見詰める場に、王権復帰、南北の統一を先頭に立ってやるのです。天使長だから家庭もなければ相対圏もありません。だから家庭無視のホモやレスビアンに向かい、相対的理想を見付け出せないのです。その代わりに何処に行くかと言うと、みんな最後は日本を狙うのです。アメリカのエイズからフリーセックスまで日本人を狙います。サタンは日本を狙います。今の世界的問題は日本と韓国です。カイン的アメリカより、もっと散り散りに堕落していくでしょう。いかに防御するか、深刻です。
 分かりましたか。救援摂理史の主流責任です。主流思想でも、主流観でもありません。自分たち、私の責任です。自分はアベルの立場かカインの立場か、今こういう責任で考えることは何か、はっきりしなければなりません。
 自分を中心として、統一教会の周辺の者を犠牲にして、自分は安楽な生活をする、これは悪魔です。先生はそんなことをしません。だから、このような緊急時に、お金を一文も先生のためには使いません。恐ろしいことです。それを使ったら毒薬を扱うようなものです。
 国を犠牲にしても世界救済する、それが伝統的摂理路程の公式になっています。間違いありません。先生は韓国のために摂理しているのではありません。世界救済の標題を作るためにやっているのです。日本救済の標題を残さなければなりません。
 日本が難しいと言ってできなければ、先生がそれをなして、あなたたちに提示してあげます。日本の国にこれを活用して、それを全体が協助して、日本の国をカイン圏として、祝福家庭が救済しなければならない宿命があります。運命は変更することができ、代わりを使うことができますが、宿命は代わりを使うことができません。父子関係、父女関係、それは宿命であって変えることはできません。親子の関係を切り返すことはできないのです。天と地、父子関係は宿命的です。
 いかなる場合にも、血を流せば、それを蕩減返済しなければならない共同運命があります。神様もそうです。神様と子女と人類が、それを抜き出さなければなりません。抜き出せなければ救済する、そういう内容を教えているのですからはっきりしています。観念ではありません。再創造の路程をその如く行っているのです。これは長子権復帰、父母権復帰です。
 神様の介入する王権、神様を引き入れないと王権は戻って来ません。その王権を中心として皇族圏を持つのです。王権は一つの家庭を中心として、周辺の千万の家庭がみんな相対圏になって皇族権です。これが一つになって天国に入ります。公式です。これは我々の宿命的責任です。堕落によって、アダム家庭を失ってしまいました。それはサタンによって占領され、基盤を失いました。蕩減復帰するのは宿命です。死んでまた死んでも、蘇ってまたやらなければなりません。その基準は大変なのです。


 伝統を平等に立てる
 この問題を考えてみなさい。第二次大戦後先生は何も持っていなかったのですが、七年圏内にすべてを収拾しなければなりませんでした。キリスト教と先生がやった場合には七年もかかりませんでした。しかし、いっぺんに失いました。東に日が昇るのが、西に逆になってしまうのです。それを迎えた神様と先生の悲劇はどのようであったか、考えてみなさい。
 神様と先生が四十年で、創世記からの聖書歴史六千年を復帰しなければならなかったのです。今から全てのことを収拾して行かなければならない、原理はその実践記録です。永遠に宝として、子々孫々に、親が読んだ本を提供しなければなりません。日本が吹き飛んでも、この伝統は日本に繋がなければなりません。世界のあらゆる先進国が吹き飛んでも、この伝統はその地に残さなければなりません。先進国でも後進国でも、どこでも伝統を平等に立てながら、その光は、上のものは下、下のものは上へと平均的な平等世界になって行くのです。
 ですから、先進国家の膨大な消耗を節約して、それで後進国を救済しなければなりません。先生がテキサスに日本農園を作ったのは、アフリカ中の二千万人の飢えている者を救済するためです。
 共産党のソビエトも北韓も、先頭に立って救ってあげます。いよいよ倒れてしまう国だから、先頭に立って救ってあげるのです。全世界の統一教会の指導者を犠牲にして、ソビエトを救う宣教をしています。万人同等の救済をする、その思いやりは間違いなく真の父母としての考えです。
 歓迎している国は、国家が動き出します。お母様の大会は、韓国で十六万七千人以上集まったというから、北韓は、歴史にないような、二十万、三十万の女性の集会をやろうというのです。サタンは完全屈伏しました。アメリカ政府も、日本も中国もソビエトもできません。南北統一するのは、ただ先生のみです。
 考えてみなさい。先生がいかに孤独な男か…。同情する者は一人もいません。サタン圏だから当然そうなのです。ただ神様だけが同情するのです。霊界自体も先生を知りません。こういうような実績自体が現れないと霊界で宣布しません。先生が「真の父母と成約時代」を宣布することによって、霊界に現れ、出てくるのです。
 牢屋の部屋で、雨の降る晩に、誰かが杖を引いていって跡が付いた場合には、それはやがて大きな川となることを知っています。それが大きな主流の川となるのです。世界から見れば、何の考えも何も満たせないような立場で宣布します。宣戦を布告するごとに、それは将来大きな川となって行きます。だから全てのことを宣布しないといけません。
 コディアックは重要な所です。昨年、宣教師も、アメリカの指導者もみんな、ここで重要な教育をしました。なぜかというと、ソビエトと中国、北米、南米、カナダを繋ぐその中間位置で、一番近いからです。ここを中心として、将来、世界的な交通の中心となることでしょう。みんな八時間以内に通じるのです。ロンドンもモスクワも日本も、ニューヨークもそうです。不思議な所です。
 神様は魚を先に造りましたか、人間を先に造りましたか。(「魚を先に造りました。」)人間はめちゃくちゃになりましたが、魚は主人が来ないと誰も手を付けることができません。日本は鯨を取ろうとしますが、鯨はどんどん保護する方向にあり、問題になっています。そう見た場合には、創造した本然の所はアラスカしかありません。先生はその魚を、主人として愛しながら行くのです。それは復帰摂理において正当な考えです。海を愛し、魚を愛しなさい。先生は取ってきた魚を食べません。魚を食べるために取って来たのではなく、人類救済のためです。
 ここへあなたたちを呼んで、天国の摂理の底辺に繋ぐのです。大きな発電所があって、送電線が切れた場合には、鉄パイプでも送電線の代わりになります。一時は使えます。それを教わるのです。


 あななたちは氏族だけ治めればよい
 はっきりと教えます。救援摂理史の主流責任、中心的な責任です。流れの主流がないといけないのです。あなたたちの生涯の主流責任です。復帰摂理史の主流責任、神様が責任を持って、先生が責任を持って来てこれを果たしました。子女たる者は、その道を辿って行かなければなりません。これは、苦労と犠牲の道を涙ぐみつつやって来たのですが、あなたたちはそうではありません。氏族だけ治めればよいのです。分かりましたか。
 自分の家族メシヤを作りなさい。イエス様を神様が送ったように、先生は地上の神様の立場で氏族的メシヤを送りました。それはイエス様を送ったことと同じです。イエス様の家庭はアダム家庭を復帰すればよいのです。分かりましたか。氏族は地上圏内にきちんとまとまっています。逃げることができません。十人いれば十人で、乱暴な権限を振るった場合には、その全てが、その弟たちに服従しなければならないのです。時代的にそのような天運に立っています。こう見た場合に、あなたたちは統一教会の教会長をするべきですか、氏族的メシヤをするべきですか。教会の責任者をするべきですか、氏族的メシヤの使命をするべきですか。(「氏族的メシヤです。」)氏族的メシヤをするべきです。
 出エジプト時代において、エジプトのイスラエル民族は、その体制などには唾を吐き掛けました。国も何もあったものではありません。分かりましたか。教会を無視する使命、統一教会はそのような重大な計画で活動するのです。アダム・エバを復帰した時に新しい国を作って、新しい神様に侍る、解放の神様を迎えるのは先生の願いです。その神様は国で叫んでいます。分かりましたか。家庭を持って、親孝行する家庭を復帰して、その国に行って忠誠を尽くす家庭、それは、聖子の家庭です。その聖子の家庭を国に投入するのです。
 先生の言うことは、方便で考えては出て来ません。動物の世界にも、先生の教えるところのペアシステムを認め、真の愛を認めることができます。どこに行ってもペアシステムです。犬もペア、猫もペア、蟻もペア、昆虫も虱もペア、今は細菌までもみんなペアになっていることがはっきりしています。こういう宇宙全ての内容でもって、公式的な原理を話しているのです。原理はどうすることもできません。それは一つ当てはめて、何百も当てはめて主体としてやるのです。そういう環境が、こういう原則によって作られているのだから、その環境内で、先生の教えと思想を消すことはできません。主体と客体間における代表的な発展の道は進化論とは異なるのです。
 こういうような膨大な無限の真理も、風呂敷に包んだ場合、一つになります。これを風呂敷に包んで、きちんと一つに抱えて持って行くのです。複雑な摂理を、みんな一つに包んであげるのです。反対すれば、ぺちゃんこになります。これは誰の物ですか。私の物、私の家の物、日本の国の物です。個人完成・家庭完成・氏族完成です。分かりましたか。日本の伝統だけでは日本は滅びます。いくら威張っても駄目です。アメリカはサタン圏として消えていきます。しかし、この基準に立った文先生は、叩かれれば叩かれるほど、周辺で押せば押すほど有名になります。周辺が押されても、先生だけは世界最良の家庭ができているのです。先生を追う者は誰もいないでしょう。
「私の言う通りに行け」と命令するのは間違いですか、正しいですか。姿勢を正して聞いてみなさい。本当の話、聖書の歴史はそうなっています。人類歴史はこういうような公式になっています。社会体制などはめちゃくちゃになっています。


 先生の故に跳躍した日本
 日本は神様の国の摂理どおりになって来ました。日本がこうなったのを先生はよく知っています。一九八七年、八八年から、「将軍」の映画からずっと上がって行きました。当時韓国は、十四年間で日本に次いで上がりました。先生の言った通りです。あんなめちゃくちゃになった国が、いかにしてあのようになったか、韓国人がやったのではありません。
 今から韓国と日本を収拾する道を行かなければなりません。兄弟が組まなければアジアに生き残れません。交差結婚しなければなりません。第一、第二の新しいエバ・アダム統一国家を建設しようとする、それを反対する日本人は罰せられます。
 イエス様の御言にもない、世界を蕩減復帰して、はっきりしたレールの軌道に、機関車を作り列車を作って、立派な一等席に乗せてあげたのに、それが分からないのです。国がはっきりしないとみんな奪われてしまいます。
 はっきりしています。これを持って帰って死のうとすれば、みんな守られます。先生はこれを抱えて、生涯懸けて来ました。四十年前からこれをすべて知っていました。語れない、公表できない寂しさ、辛さを誰が分かりますか。メシヤが分かった途端に行動するのに相応しい環境にあってさえ、語れなかったのです。そのような道以上の忠勤、忠孝はありません。
 他の所で献金を募るような考えをするのではありません。氏族を基台にしなさい。教会に止まって責任を果たすのが早いと思いますか、親戚圏を中心として行ってやるのが早いと思いますか。親戚圏です。
 韓国の文氏圏はみんな文先生を総宗としています。文氏圏の大将格です。一遍に四十万復帰できます。帰ったらそういうことをします。そしてお母さんの側もすぐできます。韓国内の文家と韓家が交差結婚する、それは不孝になりません。
 日本の食口がたくさん韓国に来ています。日本の立派な大学を卒業した者が苦学生のように、誰も歓迎しないことをやって、唾を吐き掛けられても、その家に祝福が来るように祈っているのです。祈る者は主人になります。
 韓国人と結婚した場合に、日本国内には伝統的に嫌がる者がたくさんいます。回れ右するのです。回れ右したら尻尾が先頭になるでしょう。はっきりしています。長子権復帰、父母権復帰、それから王権、神様を解放してからでないと王権復帰はできません。皇族権復帰、皇族権がなければ天下を相続できません。はっきりしています。先生が長子権復帰を言ったにもかかわらず、「自分とは何の関係もない」と言う訳にはいきません。生死の境遇に立ちながらもなさなければなりません。はっきりしています。
 地方を愛する者になりなさい。神様は親の立場なので、悲惨な姿の子供をもっと愛するのです。その国のエイズ屑からフリーセックス屑を集めるのです。青少年が皆、アダム・エバが堕落したと同じような結実体となっています。誰が責任を持つか、親も責任を持てません。国も持てません。
 先生の年齢はもう八十に近いのです。七年間で整理しなければなりません。その責任をどうするか急いでいるのです。日本のために、あなたたちが責任を果たす以外に希望はありません。先生はアンテナをたくさん持っている者、自分の行くべき道を知っている者です。でたらめな男ではありません。責任を果たしながら、先生に直結して因縁を持って、新しい時代と共に神様の国に、闘いの出征をするのです。
 男として女として、歴史の希望の的として、華々しく覚悟して立つのです。相続する全ては万民のために、そのように最後を地上で終えて行く者は天運に立つのです。堂々と天宙と共に行く、神様がいたと涙ぐむ、感激しえる生涯を、その基準の下に果たして行くのです。宿命によって望む立場で荒野に着いたならば、もう遠くありません。先生は高い欲望がないから、文先生を王様に推戴しようとする者が出てくるかもしれません。しかし、先生はそれは願いません。
 日本はどうなりますか。太平洋戦争によって、太平洋に潜り込んで消えて行く運命の日本が、西洋文化の頂上に立って、神様の国に跳躍・飛躍して行くという、このような素晴らしい国民圏を持つようになったというのは、先生の故であることを忘れてはいけません。
 今の復帰を自分を中心として誇ってはいけません。このままでは日本は滅亡します。はっきりしています。その通りに間違いなく行きたい者、手を挙げてみなさい。(「はい8」)手を挙げるのは素晴らしく、感嘆するんだけれど、今から本当に行動が素晴らしいかどうか、責任を持ちますか。(「はい8」)先生の身代りとして、堂々たる善の主体性を持って、正しい道を行って欲しい、それが先生の願いです。


 完全な安全圏に立つ二世
 一番緊急なことは、親の住んでいる故郷です。時が遅れた場合には、その部落を中心として、サタンが侵入してしまいます。サタンの三世が、再び旗を差し込むのです。そうすると、あなたたちが蕩減を払わなければなりません。祝福家庭がそれを蕩減するのです。恐ろしいことです。あなたたちの二世が引っ掛かってしまいます。故郷に帰ってみんな蕩減復帰して、氏族を復帰した場合には王子のようになります。分かりましたか。
 自分の氏族に、天来の王様の伝統的子孫を築いて、真の父母になって、氏族を収拾して一体になれば、堕落しようとしてもできません。完全な安全圏に二世が立つのです。先生みたいになりたければそれをしなさい。したくなければしなくてよいです。祝福してこれ以上の基準がないことを忠告します。
 あなたたちはそう思うでしょう。先生の子供がどこに行っても、みんなが尊敬して侍るようになったら、悪いことはできません。同じことです。天の伝統的子孫を立てるのです。王権を伝授しえる基盤は、自分の後孫の二世、三世からです。それ以上何もありません。
 氏族的メシヤをしながら、でたらめに生きる者はサタンです。どこに帰りますか。(「故郷です。」)みんな統一教会の責任者は、故郷に帰りたくない、自分の働いた場所、今まで泳いだ所が一番良いというのですか。渡り鳥は、時が来た場合には発たなくてはなりません。
 先生の話ははっきりしています。長子権、父母権、神様解放、王権、王権ができたら周辺のカイン圏を収拾して、神様を中心として皇族圏と認めて、反対した者はみんな許してあげます。誰よりも忠誠を尽くしなさい。そうすれば、反対した後孫が、反対しない後孫よりもっと忠誠を尽くすようになります。それで平均的にして越えて行くのが神様の大きな愛の形なのです。先生も同じです。
 はっきりしています。これを銘記して一族のために祈りなさい。一族に対して侍ること以外にありません。自分のお祖父さんに対して、父母に対して、兄弟に対して、叔母さんに対して、親戚に対して、メシヤから祝福を受けたアベルの立場で、それをすべて伝授しながら、犠牲になりながら、たったの七年です。その一族を率いて国に帰るのです。
 自分の一族を中心として日本を救った伝統を中心として、世界の主流としながら、神様の国を建設しながら、本郷の地に帰るのです。国を越えて本郷の地に帰るのです。はっきりしています。一氏族を中心として一民族、一国家、一世界、一天宙、それはアダムとエバから、アダム氏族から、アダム民族から、アダム国家から、アダム世界になっていくのです。間違いありません。氏族を復帰した百六十圏を一体として組織していった場合には、入籍問題があります。
 家庭基準、国家基準の世界、天宙、先生の命令によって皇族権復帰、蘇生・長成・完成です。これは三段階の旧約時代、新約時代、成約時代です。この国が真の父母様と成約時代を最終的に発表します。それは公式的になっています。一番近い道は統一教会の基盤ではありません。氏族的メシヤの基盤です。氏族的メシヤは、家庭メシヤが侍ってくれないと死んでしまいます。統一教会は家庭メシヤとしては関係ありません。血統的に何の因縁もない、血統転換しないといけないのです。今からどこに帰りますか。(「故郷です。」)アダムとエバが堕落して故郷を失ってしまいました。再び築いてはんだ付けするのです。自分の一族を中心としてカイン・アベルです。


 超教派的祝福
 イエス様はアダム家庭を救済するのに失敗してしまいました。二千年の恨みを解放するために復活したアダム家庭を中心として、イエス様の家庭を中心として、アダム救済圏を横的に復帰するのです。そこに行って、一族を率いて出発するのです。一族が中心となって固まった場合には、一国家、周辺の主流民族がみんな付いて来るのです。
 日本の主流民族として日本救済、日本救済した場合には、世界の主流国家として立ちます。それが、国民として家庭を愛し、父母を愛し、妻を愛し、兄弟を愛し、家庭を中心として一族を愛し、一国を愛して行く忠誠の道なのです。それを失ってしまいました。再びそれを父母に帰して、カイン・アベルです。はっきりしています。
 それを越えて、アダム家庭の先祖として受け入れられるのです。それは、モーセが六十万一族を率いて行った以上の世界になっています。坂ではなく、これは平面で、さっさっと行く家庭に反対する者はありません。家庭から先生の所に平均に通じるのに阻む者は誰もいません。今までたくさんの個人的家庭がありました。サタンが作ったのです。みんな砕いてここに集めます。これは統一祖国です。アダム家庭が統一される祖国、アダム氏族が統一される祖国、氏族祖国、アダム民族の国家祖国、それは世界祖国に繋ぐのです。そういう意味です。それが、「新しい家庭と統一祖国」です。中心の中心として国が立つのです。どこでも東西南北三百六十度通じる道がそこにあって、中心を中心として三百六十度回るのであって、世界平等な統一の世界に繋ぐのです。
 統一教会ではそれはできません。教会は訓練所です。家庭教会から氏族教会です。分かりましたか。全面的に、全国的に平準化を果たすのです。統班撃破を韓国でしているでしょう。八十パーセント以上の国民は先生の方に固まっています。もう戦争は終わりました。あなたたち日本の教会長は何年で人事異動になりますか。氏族長になった場合には人事異動はありません。永遠の教会長になります。
 先生はみんな率いて、永遠の関係の家族に帰る、国に帰るのです。南北統一を一瞬にするのです。それからイスラエル圏とアラブ圏、イエス様の親近関係を解放します。復活した再臨のメシヤはイエス様の体まで収拾するのです。
 今後、祝福は統一教会に限りません。この次からは、宗教団体をカイン・アベルとして合併する、そういう構想を持っています。インドに行って宗教議会で堂々と発表しなさいと言いました。文先生は全世界の平和のために、家庭平均化から進めます。それは貧乏も貴族もあったものではありません。平均的にみんな組み合わせて、平等教団基盤を持つのです。みんな国を越えて行います。あなたたちは、文先生がこのようにしているのに歩調を合わせて、世界的宗教統一です。国境を越えて結婚するのと同じように、国境を越えて宗教の教団を組み合わせるのです。
 みんなは「統一教会のメンバーと結婚できればいいんだけれど、キリスト教のメンバーとは絶対しません」と言うでしょう。みんなが統一教会、アジア人と結婚したいと言うでしょう。皆さんと同じです。統一教会のメンバーがたくさんいたら、「文先生がするのだから、我々も関心があります」と言うでしょう。
 日本には宗教がたくさんあります。だから世界聖書、一つのバイブルを作るのです。クリスチャンを中心として教育します。だんだんそうなって来ます。みんな訪ねて来るでしょう。そうすると、超教派的祝福問題にならなければ地上界の整理はできません。その前に、あなたたちの氏族結婚を早く終えなければなりません。世界がそうなった場合に、宗教家として先生がやっていることが分かります。
 祝福の最後に残る者は、世界の大統領よりももっと尊敬されるでしょう。それはびっこでも、文盲でもきちがいでもいい。最後に残る者は、伝統的に全世界を訪問して、ご褒美を差し上げましょう。宗教を越えて祝福します。神様の苦労を知るために、宗教世界は先生を中心に固まっています。それは教祖とか、その宗教の指導者とか大変なことです。外交問題になります。
 宗教が一つとなった場合は世界が救われます。大きな峠を越えつつあります。その前に、自分の一族の祝福を三年以内にしなければなりません。真剣です。三年以内にそういうことが起こります。三年以内に自分の一族を収拾する自信がある者は手を挙げてみなさい。(「はい8」)本当ですか。できなければ讒訴されます。


 先生はみんな教えました
 これ以上教育する必要はありません。みんな先生は教えました。王権を復帰したアダム家庭は、四大心情圏と三大王権、みんな知っています。愛を中心として子女完成、兄弟完成、夫婦完成、父母完成です。それは子女の結実として、兄弟の結実として、夫婦の結実として、父母の結実として、万民を越えて入って行きます。それは理想郷になるのです。
 先生は蕩減条件を完全になしました。ソビエトに対しても、アメリカに対しても、日本に対しても果たしました。先生は死んではいません。目前にして、モーセは八十歳で死んでしまいました。イエス様も死んでしまいました。そうはいきません。
 先生の名前は有名になっていきます。こういうことをして万民の解放をするのです。それは罪の後孫として、みんな、祝福を平等に分配するために、親心を持った天の神様、真の父母様を通過するのです。その伝統を後孫まで、それは迫害なく相続しなければなりません。これは天的使命と共に、生涯の使命として、氏族の使命、国家の使命として果たして、霊界に行かなければなりません。分かりましたか。
 それをやりましょうか、そのまま止めておきましょうか。(「やります。」)六か月以内になした場合には、日本の色々な問題は解決します。あなたたちは本気で六か月以内にみんな収拾しますか。父母三代を前にして、親近関係の一族百二十四名です。自分のお父さんから見て四代圏です。三代圏でいい、七十二人です。ヤコブの一族七十二名を中心としてエジプトに行ったでしょう。それはカレブを先頭として、六十万を組織して代表して帰って来ました。そのように決めました。
 先生の言うことに不平を言っては駄目です。一族を中和して忠誠を尽くす、そのようにやれる腹を持った者は手を挙げてみなさい。(「はい。」)